へこおび(兵児帯)のメリット・デメリット
ベビーウェアリングコンシェルジュの河嶋です。
タイトル通り、へこおびのいいところやいまいちなところをご紹介できればな、と書き始めてみました。
へこおびのいいところ
- 軽い、あまり荷物にならない
→赤ちゃん連れのおでかけはただでさえ荷物が増えるものです。
特に歩き出して「もうほとんど抱っこひも使わないんじゃないの?」という時期は、着替えや食事などの心配などもあり抱っこひもを割愛したいところなのですが、寝てしまったときの重量感は素手ではちょっとツライもの…^^;
4~5歳までは、おでかけバッグに必ずへこおびを忍ばせていました。
いや、そのころは息子のカバンにねじ込んでいました(笑) - 密着抱っこで軽く感じる
→40cmほどの幅、4.5mの長さの帯を体に巻き付けて抱っこやおんぶをするのがへこおびです。
ママの重心とぶれないように高い位置での抱っこやおんぶをすると、ママと赤ちゃんがぴたっと一体に。自分の身と同化する感覚は抱っこしてみないとわかりません。
密着度合いも、布の当て方・引き締め方で自由自在です。また、肩にあたる部分は40cm幅目一杯広げたり、二つ折り、三つ折り、タオルを挟んで…など当たり方の調節が幅広くできるので、肩こりを気にされる方にも喜んでいただけます。
- 子どもが落ち着いて眠る
→眠い眠いとぐずるときには、クロスに当てている布で赤ちゃんの肩をおおってあげます。赤ちゃんが自分の両手をお顔や胸の前で集めるように肩を入れた姿勢をとると、脚~お尻から背中全体で布に支えられるためリラックスしやすくよく眠るようです。(経験談+ご使用者からの感想)
- スリング風にちょいだきも可能
→両肩に布をかけ、クロスして使うことが多いへこおびですが、袈裟懸けにして簡易スリングとして使うことも可能です。おうちから車まで、車からお店のカートまで。ちょっとした移動に便利です。
とにかくただの長い布なので変幻自在です。 - おんぶするときに、赤ちゃんの背中があく
→これはこの時期いいですね。へこおびのおんぶでは赤ちゃんの脇を通って背中上部とお尻~脚に布が当たるようにします。背中が広く開くので風通し良く過ごせます。
- 使い方だけ覚えておけば、別にへこおびでなくてもいい
→これ(笑)、へこおびのいいところ?って感じですが、結構重要です(笑)
さらしだっていい、角帯だっていい。いろいろと応用が利くようになるので、いざという時に身の回りにある適当なもので抱っこやおんぶできるようになります☆ - 洗ってもすぐ乾く
→4.5mの長さはありますが、綿100%のいちまいの布なので夜子どもが寝た後に洗って、脱水して干せば翌朝には乾いています。そんなに長い布は干せない(>_<)という方も、ハンガーを2~3本使って干すと場所もあまりとりません。
…と、へこおび大好きなので(笑)まだまだ出てきます。
ですが、いいところばかりではなく、いまいちなところも考えてみます。
物事を多角的に見る。大事ですよね。
へこおびのいまいちなところ
- 使いこなすには練習が必要
→これはベビーウェアリング全般に言えることですが、練習や研究が必要です。
へこおびの4.5mをどうやって巻くか。どのくらい引き締めたらちょうどいいのか、悪いのか。締めすぎると苦しいし、引き締めが足りないと不安定な感じがする。結び方にもバリエーションがあって、どれがどの巻き方だったか…
これはやはり練習でしか解消できないように思います。
「難しい」と断念する方も多いのはここかと(>_<)/ - 布が地面につく
→なにせ4.5mもあるので、体に巻き付けるときに布を床や地面で引きずってしまうことがあります。
実際育児で使用していた時は、外ではベンチやキッズスペースなどに布を置いてから始めたので泥だらけになるということはありませんでしたが、布端が土足で歩くところにつくことはありました。
だた、へこおびで引きずる部分というのはたいてい最後の結び目になるあたりの布なので、お子さんの口に入って…というようなことはないのではないでしょうか。ここは気になる方、気にならない方分かれるところですね。
いかがでしょうか?
次回7/19(水)はへこおびで抱っこやおんぶが練習できる講座です☆
そのメリット本当?
デメリットも本当?
ぜひぜひ体験、体感しに来てくださいね☆